富士ゼロックスは、UNIXR(Solaris8)を採用し高速プリント処理に豊富なスプール管理機能を装備したコントローラー部と、耐久性に優れ連続走行に適合したプリンター部を持つ、毎分50ページの基幹業務用レーザープリンター「
富士ゼロックスDocuPrint 500DPS」
を開発。11月27日より発売した。
特にスプール管理機能として、プリントジョブの保持、一覧、削除、再出力などを提供し、コントローラー部のUNIX上で動作する独自ソフトウエアが強力にサポートする。しかもこれらの機能は、プリンターコンソールからの操作はもちろん、ネットワーク上のクライアントからも指示することが可能。
標準PDLにはAdobeRPostScriptR3TMを採用し、WindowsRやPCサーバー、UNIXサーバーなどからの出力を幅広く対応します。また、当社の基幹システム用LPSシリーズがサポートするフォームオーバーレイ出力も共通で利用できるほか、オーバーレイデータをネットワーク上のオフィスプリンターに転送、出力する機能も備えている。「DocuPrint
500DPS」を核として、LPSから一般オフィスプリンターとしての機能まで、出力量や出力場所に合わせて最適なプリンティング環境を提供する。
さらに大量出力のために、強力なCPU(UltraSPARC IIe 500MHz)が高速データ処理を実現し、スプールには20GBのハードディスクによりデータの夜間転送などの運用も可能。給紙量は最大で6,740枚、排紙には2,100枚の大容量スタッカーを標準で装備。また、給紙時の各種用紙トレイ制御や、大量排出時に必要な紙揃え、異なるサイズが積み上がらぬよう用紙の荷崩れ防止機能なども用意している。
このほか、基幹業務系出力で重要となる不正出力防止機能や、運用についてもユニークな機能を装備している。例えば、用紙づまり後、復旧箇所をオフセット出力で知らせるリカバリーオフセット機能(大容量スタッカーのみ)、操作性を重視した15型カラーディスプレイ、用紙切れなどの異常発生を離れた場所からでも音とブザーで知らせるオペレーターコールランプ、停電時にデータ保全のため一定時間電源保持しシステムを正常終了させる無停電電源装置(UPS)など、きめ細かい機能を提供している。
【DocuPrint 500DPSの主な仕様/主な特長】
1.大量出力向けに強力コントローラーとプリントエンジン搭載
50ページ/分の出力を実現するプリントエンジンを採用し、月次などの集中処理にも余裕で対応。印字スピードは、独自の用紙搬送技術により両面プリントの際もスループットが減速しない。50ページ*/分の大量出力を実現するため、CPUは、UltraSPARC
IIe 500MHzを採用し、マルチホストからの大量データスプーリングのために、20GBハードディスクを内蔵、夜間のデータ一括転送等の運用にも対応。
給紙量は、1,000枚×1段、500枚×3段と手差し40枚を標準装備し、オプションの4,200枚の大容量トレイを追加すれば、最大6,740枚の収容が可能。
排紙は、2,100枚の大容量スタッカーと500枚のトップトレイを標準で用意し、最大2,600枚の排紙量。大容量スタッカーには、仕分け先ごとに出力する場合に便利なオフセット機能や紙揃えのためのガイド機構を装備し、これらを併用することにより配送など次工程への流れがスムースとなる。また、スタッカー部への出力は、小さい用紙の上に大きい用紙が出力されないようにする荷崩れ制御。
* A4サイズ(ヨコ)、像密度5% A4横、B5横、レター横、連続出力時
2.プリントコントローラー上に豊富なスプール機能を用意
コントローラー部の標準PDLには、アドビシステムズ社の純正ポストスクリプト・ソフトウエアを採用。またSolaris8上に、富士ゼロックス独自のプリント処理ミドルウエアを搭載し、マルチホストからの単純出力制御として印刷のためのデータ変換をするだけでなく、基幹業務用サーバーとのネットワーク連携など分散出力環境に適したさまざまな機能を提供する。
3.基幹系出力システム「LPS」シリーズと同等のLCDS出力を実現
DP500DPSは、各社メインフレーム系データストリームを「EDPプリント」で、クライアント/サーバー系テキストデータ(EUC、Shift-JIS)を「Serverプリント」で対応し、ともに富士ゼロックスのメインフレーム用レーザープリンター「LPS」シリーズと同等のフォームオーバーレイ出力(LCDS方式)が可能。データやフォーム、フォント等のプリンターリソースを共有し活用することで、アプリケーションの変更やフォームの新規作成が最小限で済むため、既存出力環境でのネットワーク化が容易。
また、プリンティング統合運用管理ソフトウエア「OpenGate」と統合ライター「FXIPF」を組み合わせることにより、チャネル出力やネットワーク出力が可能です。さらに、LPSと出力環境を共有すれば、メインフレームの資源を圧迫せずに、プリント処理の効率化と機器やジョブの一元管理が実現する。
4.LPSと同等の出力をオフィスプリンターで実現する「Redirectプリント」
オプションにある「EDPプリント」「Serverプリント」に加え、「Redirectプリント」を追加することで、DP500DPSのコントローラーからネットワークにある他のオフィスプリンターへの出力が可能になります。500DPS内に保存しているフォームやロゴなどの資源を共有化し、フォームオーバーレイ済みの印刷データをネットワークを通じてlpr転送することができまるので、DocuPrint
401/280などのポストスクリプト対応プリンターであれば、LPSシリーズと同等の出力を実現。 また、転送後の最終出力管理状態まで500DPS上で一括して集中管理できるため、オーバーレイ出力の少ない拠点などでは、オフィスプリンター用途とオーバーレイ出力を一台のプリンターで共用できコストの低減に貢献する。
5.リカバリーオフセット機能とオートパージ機能
紙づまりが発生した際、発生箇所を検知してリカバリー機能が対応し、オフセット出力。エラー発生時には、プリントした箇所が一目でわかるよう出力した用紙をずらすことにより、全てのジョブ完了してから該当箇所を確認するだけで出力業務を完了できる。
また、紙詰まり時に内部に残った用紙は、操作画面に指示された不要な枚数のみを取り除くだけで、オートパージ機能により自動的に排出。最上段の排紙トレイをパージトレイとしますので、メインのスタッカートレイに不要な用紙が混在しない。
6.統合UIがより高い操作性を提供
ユーザーに容易な操作環境を提供するため、プリンターモニターとシステム制御操作画面を一つに統合。プリンターモニターにはアラーム機能を装備し、障害状況をグラフィックや表示色、音で知らせる。
7.異常を知らせるオペレーターコールランプ
プリンターに異常が発生するとオペレーターコールランプが点灯し、ブザーを鳴らして知らせる。このコールランプはプリンター本体と離して設置することができ、標準15mのケーブルに、45mの延長ケーブルを2本までつなぐことができる。デスクと印刷コーナーが離れた居室でも、用紙切れ等の障害を確実に確認できるように、最長105mまでの離れた位置に取付が可能。
8.無停電電源装置(UPS)
コントローラーに内蔵型の無停電電源装置(UPS)を用意。停電などの電源障害時においても一定時間電源を保持し、コントローラー部のシステムを正常に終了させることができる。電算ルーム以外の分散処理先など、遠隔地の拠点における使用でも安心。
9.特殊用紙の出力にも対応
OHPフィルム、隠蔽ハガキ(のりを塗布した両面ハガキ用紙)、ラベル用紙、穴あき用紙、ドライシーラー紙等、特殊用紙へのプリントが可能です。通知業務や請求業務など、多彩なジョブバリエーションに対応。
10.日常のメンテナンスに配慮した設計
トナーカートリッジや感光体ドラムの交換、用紙の補給など、日常のメンテナンスは全て機械の正面から行なえるよう設計されているので、1度設置した後は、日常メンテナンスのために機器を移動するといった手間が発生しない。
11.Webブラウザーで効率的に管理が可能
イントラネット上で効率良くプリンター管理やジョブ管理が可能。ジョブや論理プリンター情報同様に、用紙切れ、トナー切れなどのプリンターの状態もクライアントの画面から把握できる。同一フロア内での利用はもちろん、拠点に点在するDP500DPSの各々の状況も、ブラウザーにURLを登録しておくだけで簡単にで把握でき、効率の良い管理が可能。
12.環境への手厚い対応
国際エネルギースター・プログラムの基準をクリアし、経済性と省エネルギーを両立。また、平成13年4月に施行された「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」の、プリンターに対する「判断基準および配慮事項」に適合。